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2009年10月20日 (火)

日曜のセミナー・第1部の報告

    ♪ご訪問頂きありがとうございます♪
         管理人のkuririnです(^^)/

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はじめに、、、

我が家のみーちゃん(義母/80歳)はレビー小体型認知症で要介護1です。初期症状や現在に至る経緯は「お義母さんのお世話」「レビー小体病に思う事」「レビー小体型認知症の初期症状など」カテゴリで綴っております。

このブログは、根治しない進行性のレビー小体型認知症に対し、適切な治療とケア次第で、普通に暮らせる時間が少しでも長くなるのではないか・・・と、ささやかな願いを抱きながら、レビー小体病に手探りで向き合う若輩・管理人の日々のアレコレを(息抜きもいっぱい・笑)綴っています。

(発症時と改善後の表情比較画像はこちらこちらをご覧下さい)

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    ・・・・・さて、さて・・・・
  
今日のお話は↓↓ココから

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日曜にボランティアとして参加させて頂いたセミナーは、(財)住友生命社会福祉事業団の一般福祉事業で、各種団体との連携事業として、今回はNPO法人パオッコとの共催でした。

NPO法人パオッコは遠距離介護を支援するコミュニティで、子世代が直面する仕事と介護の両立と言うタイムリーな問題を採り上げ、離れて暮らす老親をケアする為の方策を考えるセミナーとして、タイトルを「親のこころを元気にしたい!」と掲げ開催されました。

会場は、大阪国際交流センター。
20091018_npo_001

第1部は「お悩み軽減ディスカッション」でした。

・離れて暮らす老親のことが気掛かり。
・前向きに暮らして欲しいと願うのは、子の身勝手なのか。
・体力の衰えがあるとは言え、遠方にくらしつつ、親の「やる気」や「生き甲斐」を応援することは出来るのか。

こうしたことについて、5つのテーマからアプローチを行い、様々な話をお伺いして参りました。

パネリストのお顔ぶれの中には、あの有名な松本一生先生がいらっしゃいました。老年精神科の臨床医として、認知症の方はもとよりそのご家族のケアにも大変注力されて来た先生で、多くの著書があります。

医師としてのお立場と同時に、ご自身も奥様のお母様が認知症でいらっしゃり現在要介護状態であることから、ご発言の多くは実感を伴いながらの、非常に示唆に富んだ内容でした。

以下、ディスカッションの5つのテーマに沿って先生が回答された内容を中心に記載したいと思います。(私の理解不足による間違った解釈があったとしたら、ご容赦下さい)

【テーマ
(離れて暮らす)親のやる気の導火線に火をつけるものはナニ?

≪相談≫
認知症などの病気と言う訳ではないけれど、「やる気」を消失している親に対して、離れて暮らす子としてはどうして「それ」を見つけ、応援できるのか。など。

≪回答≫
・自分が必要とされていると感じることが重要で、何か役割を持って頂くことが「やる気」を引き起こすきっかけになる。

・脳は日頃使わないと弱って行く。
予防には人とのコミュニケーションにおける“言葉のキャッチボール”が一番効果的で、活動性の低下による廃用症候群を回避する意味からも望ましい。

・家の中から出ようとしない人は、ヘルパーさんの導入も一考。また、ヘルパーさんに散歩等外出させてもらったりして以前からの知り合いの人たちに会う機会を持つ。

・1日1回の電話は、実は効果がある。
Telする子側は、特に話すことがないからと、それをなかなか維持できない傾向にあるが、そうではなくて、実はTelそのものが刺激になる。(内容は二の次)とにかく毎日電話をするのは効果がある。

・極端な事を言えば、電話で怒らせたとしても、それはそれで刺激を与えたのだから良いと考える。
怒ることも実はエネルギーが要るのデス(笑)
たとえ怒らせたとしても、不活発な状態から復活させる方が良いし、それによって7割の方の活動性が復活すると言うデーターもあるほど。 ←目からウロコ!!
ただ、血圧の高い人などは要注意!!

【テーマ
ひとり暮らしの継続が心配。

≪相談≫
親戚や近所の人から「親をいつまでひとりにさせておくの?」と責められる。確かに心身機能の低下がうかがえる。火の始末、日々の食事も不安。親は「ひとりでも大丈夫」と言う。施設入居や呼び寄せなど、親の人生を子が判断してもいいのか。など。

≪回答≫

・ある遠距離介護実践者のお母様は87歳でひとり暮らし。孤独死が心配なので、地元NPOの「お元気ですかコール」を利用し、安否確認を行っている。行政の隙間をうめる活動をしているところがあれば、それを活用するのも手。

・地域のケアマネさんとの連絡を密に、日頃の見守りをお世話になる。また、介護認定を受けていない人は、まず、地域包括支援センターに問い合わせるのもひとつ。

・ひとり暮らしの継続を見直す決断ポイントは「排泄」「食事」「火」。これらが困難と判断される時は、入所や呼び寄せを決断するタイミングである。

・自分が必要とされてイナイと感じさせない配慮をする事で、認知症の進行を防げる可能性があることを知る。

・認知症のあるひとり暮らしの老親には、特に早目のアクションが大切。
転居して混乱を起こす状態まで放置しないことが肝要。
転居による混乱を回避する策として、親に(しぷしぶでも良いので)転居を承諾させることが大切であり、それによって、転居後の安定に導けるケースもある。

【テーマ
親夫婦ふたり暮らしが心配

≪相談≫
一方の親に負担がかかっている。助けてあげたいが、仕事を休む訳にもいかず、なかなか帰省できない。帰らないで、サポートする方法はあるか。

≪回答≫
・老老介護で、選択の決定が厳しい場合がある。
はじめの頃は、その時々の親の判断を支援したいものだが、いずれ判断の役割を子が担う必要が出て来る⇒『決めてあげる』と言うこと。

判断の選択が必要な時、親に『好きにしていいよ』と言うのは。そうした状態では既に判断が出来ないものと理解し、子が『決めてあげる』必要と責任を知る。

・親の介護で兄弟がモメるのは当たり前。意見の不一致も当たり前。
モメることなく、見た目に仲の良い兄弟間では、その8割弱が事件に発展していると言う驚愕のデーターがある程デス

 

【テーマ
こころの病気が心配(認知症)

≪相談≫
離れて暮らす子は、親のこころのSOSをどの様に察知するべきか。そもそも病気と正常の境目がわからない。

≪回答≫
・物忘れがひどくなった時の受診の薦め方として、保健所等で実施されている高齢者相談を活用。「保健所の健康診断だよ」と声掛けをして切っ掛けをつくる。

・どの診療科を訪ねるかは、科目にとらわれる必要はなく、日頃の親を良く知ってくれている“かかりつけ医”から専門医に連携してもらうのが望ましい。かかりつけ医を信頼出来ないと思った時は、信頼出来る先生に出会うまで捜すしかないかもしれない。

 

【テーマ
「家族」「地域」の役割とは?

≪相談≫
少子化や社会状況の変化の影響で、今後も離れて暮らす親子は増加するだろう。
遠方に暮らす「家族」の役割は?
そして、「地域」の役割は?

≪回答≫

・家族の介護の抱え込みについて
介護を1年以上続けられた「達成事例」と、そうでなかった「非達成事例」を検証すると、達成事例の家族は、「自分に出来るのはこの程度」と言い、社会資源を活用している。一方、非達成事例の家族は「自分がしなければならない」と抱え込んでしまう特徴があり、介護そのものや介護者自身の破綻を招いている。

・介護破綻する人の口癖、ワースト3
1.「介護でつらい経験をしたことはない」と言う人。
2.「介護に自分の人生を賭けている」と言う人。
3.「誰の手も借りずに介護をしなければ」と言う人。
危険度は、1⇒2⇒3の順。

 30%の力で介護をする。
 70%は自分の人生を生きること。

子供の笑顔が親にとっては一番良いのだから、介護者である子が破綻しないよう、知らず知らずに自分を追い込むことのないようにしたいものである。

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遠距離介護をテーマに、第1部のおおまかなまとめは以上のようなことでした。

親の介護は30%の力で良いとの言葉に、会場にいらっしゃった多くの方は、気持ちが楽になられたのではないかと推察しております。とは言うものの、「そんなコトは言っていられない」と、知らず知らずに自分を追い込んでしまう方もあるでしょう。しかしそれはとても危険であり、破綻を招く前に、介護における自分の限界を考え、社会資源を有効に取り入れ併用することが肝要だと、私自身の今後を考える上でも大変参考になりました。

また、介護における兄弟間の問題について、揉めて当たり前・意見が一致しなくて当たり前と断言された松本先生のお言葉には、数多くの認知症介護家族の支援をして来られたご経験を感じましたし、そのお話に私を含め多くの参加者が良い意味で兄弟について「諦め」、無駄なエネルギーを消耗させられないよう、付き合い方等考え直すヒントを得られた方も多いことでしょう。

遠距離介護の方に限らず、私自身が多くの学びを得られた思いが致します。

第1部のあと15分の休憩を挟んで第2部だったのですが、これがまた良かったのです。
その内容はまたいずれ~

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今日も最後までご覧下さって有難うございますm(_ _)m

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コメント

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。
kuririnさ~ん。

セミナーのお手伝い本当にご苦労様でした。

東京でもすでに開催されていたとは・・・。
今、ネットサーフィンがほとんど出来ない為、全然存知あげず参加出来ませんでした。
兄弟(姉妹)で意見が違うのは当たり前・・・のお話じっくりお聞きしたかったです。
私はとっくに諦めていますが・・・。

今日は母の久々の大きい病院の通院。
CTを撮っていただきました。

Dr.の時間がなくて「問題ありませんでした」と立ち話で結果を聞いただけでした(アセ・・・)
でもCTは拝借出来たのでかかりつけ医にご相談してみます。

眼科の目薬の処方箋をいただくのに1時間程待つ事になり足が痛いと云う母を残し、眼科外来へ。
ピンチでしたが母は一人でも健気にロビーで20分ほど待ってくれました。
ご褒美に母が前に美味しいと言っていたオサレ~なカフェでランチしました。
アフターに付いたカプチーノに気の効くマスターがワンちゃんを描いてくれたら初めてカプチーノのアートを見て母は大喜び。甘いコーヒーの好きな母の為にワンちゃんの回りにグラニュー糖をかけてあげたら「お顔がなくなると可哀想だから・・・」と周りのフォームミルクをすくって飲んでいました。

あらかたフォームミルクを飲んだところで「混ぜ混ぜしないと飲めないから・・・」とかき混ぜてしまったら、ワンちゃんがいなくなってしまってとっても寂しそうに名残惜しそうにしていました。

アートの描けるカプチーノ屋さんがあったら皆様もぜひぜひお試しくださいませ。何だか効き目がありそうですよ~。

私のネコちゃんのアートもしきりに可愛い!と言っていました。

今晩は久々にネイリストやらなくては。爪がだいぶ伸びて来てさっきじゃれあっていたら爪で思いっきり右手の甲を引っ掻かれてしまった。やっと切り傷が治りかけていたのに。名誉の負傷でバンドエ*ドさんとまたお友達です(泣)

ウチの母は「気まぐれなネコの様・・・」ですな。
(あ、また一部の人にしか分からないフレーズスミマセン)

第二部のご報告もご無理のない程度に・・・。
宜しくお願いします。

kuririnさんのおみ足素敵過ぎます。ズキューン♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:

投稿: p-tan | 2009年10月20日 (火) 21:06

kuririnさん。

スミマセン。
おみ足ではなくお召し物でしたネ。

皆様~kuririnさんのおみ足もお素敵なんざますよ(意味不明)

投稿: p-tan | 2009年10月20日 (火) 21:12

今回の内容は、私にとってとても役に立つものでした。
電話で怒らす事も、ぜんぜん無駄なことでは、ないんですね。
兄弟との付き合い方も考えさせられました。

よい内容を伝えてくださって本当にありがとうございます。
感謝します☆:*・゚(●´∀`●)

投稿: たかこ | 2009年10月21日 (水) 09:25

このセミナーの内容を詳しくお伝え下さって、ありがとうございます。もうすでに過ぎたことではありますけれど、とても参考になります。

テーマ3は全くそうです。二人暮らしの夫婦ふたりとも認知症であり、排泄、食事、火の始末のうち、父が排泄はOKである以外他はふたりとも×でした。それなのに、決定権を私が持てずにどんなにか大変でした。今思えば、断固決めればよかったのだと思います。

そんなことが再確認できて、大変ありがたいです。

投稿: パンドラ | 2009年10月21日 (水) 13:58

★p-tanさんへ
こんばんは(^^) コメント有難うございます♪

昨夜はお母様に素適なネイルを施されたことと思いますお疲れ様でした

カプチーノのミルクのお話・・・優しい風景が目に浮かぶ様です

気まぐれなネコ♪・・・懐かしいですね(^^)

えーっと・・・・足の手入れ頑張ります(笑)
kuririn

投稿: ★p-tanさんへ | 2009年10月21日 (水) 19:20

★たかこさんへ
こんばんは(^^) コメント有難うございます♪

断片的な内容ではありましたが、お役に立てたと伺い私も嬉しいです(^^)

電話で怒らせてもそれはそれでOK!!と言うお話には、私も目からウロコでした。何もしないよりは、遥かにご本人への活動性に働き掛けるとの見解でした。

私も勉強になりました(^^)
kuririn

投稿: ★たかこさんへ | 2009年10月21日 (水) 19:26

★パンドラさんへ
こんばんは(^^) コメント有難うございます♪

遠距離介護に悩んでおられる方々対象のセミナーではありましたが、私自身もとても勉強になる内容でした。
また、過ぎた事とおっしゃりながも、パンドラさんにまで共感頂ける箇所があったと伺い、恐縮しつつも嬉しく感じております

そして同時に、その当時がどんなに大変でいらっしゃったかと、お察し致しました。
子が親の事を判断する時、親が認知症でなくても大変な訳で、認知症があれば被害妄想等もあり尚更そのご苦労はいかばかりかと・・・・。

パンドラさんのお蔭で二重に勉強させて頂いたように思います。有難うございます♪
kuririn

投稿: ★パンドラさんへ | 2009年10月21日 (水) 19:49

kuririnさんこんばんわ。

とても興味深く、大変参考になりました。

私も母につい怒ってしまい、失敗した~~と反省の毎日で
同居したら、逆に母のストレスかな・・・なんて思ってしまうこともあったのですが、最近の母は私にキツイ事いわれても
へっちゃらと言うか、また言われちゃったわ程度に聞き流してるようです。

先日薬の飲み忘れや飲んだかどうかわからなくなる事を気にしているので、薬の袋を捨てないで1日分とって置くように言いました。
ゴミ箱をひっくりかえして確認しているようなので。

そしたら母は笑いながら、老いては子に従えってよく言ったもんだね~と言ってました。

以前なら、落ち込んでいたかもしれません。
症状の進行は見られるものの、こうして穏やかにくらして行けたらと思う一言でした。

投稿: haru | 2009年10月21日 (水) 22:44

★haruさんへ
こんにちは(^^) コメント有難うございます♪

過日は無事新居の契約をお済ましになった事と存じます。
おめでとうございます

離れている親に電話をすること…これ、なかなか出来ないですよね。私は実家の母にはほとんど電話をしませんもの。まぁ、独居ではありませんし、兄一家と同居していますから、その点は安心していますが
まめな電話が老親の活動性に良い影響があると伺い、とても良いことをお聞きしたなと、私も思いました。

>薬の袋を捨てないで1日分とって置くように言いました。

素晴らしい~とても良いアイデアだと思います
みーちゃんもそうしていますよ~。確認係りはおっとですが(^^;)

>症状の進行は見られるものの、こうして穏やかに
>くらして行けたらと思う一言でした。

まったく同感です。病気が進行するのは仕方がナイ訳ですが、けれども、本人が穏やかに暮らしてくれていれば、それで十分なのです。私達は、そうした日々を支える為に踏ん張りたいものですね♪

色々とお忙しいと思いますが、お身体ご留意下さいね
根を詰め過ぎないよう、ご自愛下さいませ。
kuririn

投稿: ★haruさんへ | 2009年10月22日 (木) 10:45

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