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2011年5月14日 (土)

認知症セミナーin大阪 Ⅲ

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※記事内容は2011.4.29現在の情報であることをお断りしておきます。 

 

前記事「認知症セミナーin大阪 Ⅱ」の続きです。 

 

・ATD(アルツハイマー型認知症)+VaD(脳血管性認知症)と思われていた患者の『レビー化』症例報告

83歳。前医が3年間アリセプト5㎎処方してきて何も問題はなし。誰かが来るという幻覚に近い妄想があったが、前頭葉虚血が原因と考えていた。
↓9ケ月後。
診察室に張って来た瞬間、典型的なレビーの状態に変わっていた。
それまでのATD処方をDLBセット(アリセプト減量、シチコリン注射、メネシット開始)へ変更。

一発改善。元に戻る。
本当は最初からDLBだが、鑑別の非常に難しい症例。

 

 

・レビー化した時にどう考えるか
①90%即時発現←アリセプト増量で直ぐに歩けなくなる
②10%遅発性発現←脳内の組織が変って来ている。
 老人斑をレビー小体が封入し始める。(ゆっくりレビー化する人)

 

 

・患者がレビー化した時の対応
【ムンテラ】
当初診断は、ATDとしていましたが、現在はDLBに変ったので、処方を変更します。
転倒、誤嚥などの事故が起きやすくなるので見守りを増やして下さい。

【処方変更】
アリセプトなどのドパミン阻害剤を減量ないし中止。認知機能を支えるにはフェルガード類の併用が望ましい。
PD治療薬の開始。
副作用を説明しておく。

※世の中の常識として、「病気が進行すれば薬は増やすもんだ」と思うが、DLBであるならばアリセプトは減らさなくてはならない。

 

 

・ニコリンをなぜ使用するか?ということについて、覚醒系認知症と意識障害系認知症の違いについて解説がありました。

普通の認知症は“正気”である←ATD、PiC(明るくて意識障害がない)⇒普通に周辺症状や中核症状を治せば良い。

しかし・・・

DLB、ヤコブ病は意識障害がその前に立ちはだかっているので、普通の治療よりもまず覚醒させないと話にならない。

認知症がどーのこーのと言うよりも「意識障害」だから、ニコリンを即打たなければならない。(ニコリンは後発品で1000㎎/¥160-程度)

 

 

・ニコリン注射で改善したDLBの症例報告多数あり。

服毒妄想があり摂食拒否の患者に、500㎎1回注射しただけで翌日から全量摂取。など。

 

 

・食事摂取量を増やす方法

胃を動かす⇒消化酵素 胃蠕動亢進薬、便秘を解消する、高カロリー飲料
嚥下を改善する⇒Newフェルガード、タナトリル、半夏厚朴湯
うつ状態を改善⇒ジェイゾロフト
意識を覚醒させる⇒シチコリン注射
好きな物を見つける⇒おにぎり、バナナ、お菓子など
消化器疾患を見つける⇒特に胃潰瘍、十二指腸潰瘍

嚥下改善にはNewフェルガードが圧倒的に効果あり。

▽症例報告
2週間前までほとんど正常に見えた人が1週間でアッという間に重度の認知症になってしまった。
・こちらを見ない+まったく気力がない。
DLBの意識障害と気付く
ニコリン1000mg注射⇒翌日家族に「悪いネェ」と気遣いを見せ、「景気がキレイ」などと話た。その3ケ月後には標高2700mの山に登山するまでに改善した。

Dr曰く「DLBが劇的に改善するのは、単なる意識障害があるから。

。。。これねぇ、多数の症例を診て来られたDrだったから「DLBの意識障害」だとわかったのだと、私は感じました。下手をすると、誤診(下医)によってこのまま命を落とすケースもあるのでは?

。。。DLBの家族は、患者が急変しやすいことを覚悟しておく必要があるとも、個人的に思いました。

 

そして、更に大切なのは・・・

 

・意識障害は緊急事態である

前頭葉の機能が落ちて意識障害が起きると、
①ある人は暴れ出す(陽性症状)
②ある人は食べられなくなる(陰性症状)
どちらに転ぶかワカラナイ。

しかし、シチコリン注射なら、陽性症状の人には500mgで理性の座が与えられ陰性症状の人には1000mgで高揚が与えられる(脳外科的発想)

※精神科的発想だと陽性症状にはセレネースを投与。

意識障害にシチコリン注射は、生理的で安全で確実によくなることがわかっている

ここは、今回のセミナーの超重要ポイントで、ここまで具体的に解説をされたのは今回のセミナー初だったと思います。

 

。。。と、いうワケで、私個人としては義母が急変し、それが意識障害と気付く事が出来れば、シチコリン注射をして頂ける医師の元へ即刻義母を運び込むことに決め今日まで参りました。けれど、来月6/8にメマリーが日本で発売になることで、このあたりの事情も随分と変り、DLB介護家族にとっては福音となるよう期待しているところです。

 

 

・DLBに対する「専門医」の危険な処方
【神経内科医】…パニック処方
アリセプト10㎎
PD薬 3種
三環系

【精神科医】…犯罪的処方
リスパダール
ジプレキサ
三環系

 

 

・ジェイゾロフト(SSRI)によって食欲、歩行が劇的に改善したレビー小体型認知症の症例が、患者の改善過程画像と共に報告されました。

 

 

・DLBのうつ状態の患者に、三環系・四環系の薬剤は抑制系として働き、余計に症状を悪化させるが、ジェイゾロフトなどのSSRIはうつ病の人にも、DLBのうつ状態にも興奮系として働き(元気が出る)、症状を改善させられる。

 

・うつ状態と認知症 まとめ
§「うつ病」と「うつ状態」は分けて考えること
§暗い表情の認知症は、「うつ病」ではなく「うつ状態」である。
§認知症に抗うつ薬(三環系・四環系)は服用させないほうが良い(抑制系薬剤だから)
§認知症で、どうしてもうつ状態が解消しない場合は、SSRI(ジェイゾロフト)は使用してもよい。弱興奮系だから。

 

 

・フェルガード(フェルラ酸とガーデンアンゼリカ)の相乗作用
【フェルラ酸】・・・神経細胞死抑制
①βアミロイドが毒性を持つ過程を阻止
②強い抗酸化力⇒TNFα上昇⇒二次性炎症(阻止)

【ガーデンアンゼリカ】・・・神経再生
①neurogenesis
②アストロサイトがニューロンになるのを促進(network構築)

※ガーデンアンゼリカがフェルラ酸の1/5配合されたフェルガード100Mですら、脳血流が改善されたことが既に証明されている。(ガーデンアンゼリカとフェルラ酸が1:1で配合されたNewフェルガード摂取における義母の脳血流改善画像はこちら(2008年)こちら(2009年)

 

 

・そもそも、「薬」は副作用がつきももの
しかし、フェルガード100Mは、陽性症状にも陰性症状にも効果を発揮する(中間証にもって行ける)理想的な薬と言える。(陽性症状に対する抑制系薬剤の減量も可能)医者イラズ。

 

 

・Newフェルガードは嚥下障害に抜群の効果を発揮する。
嚥下障害があったが胃ろうになる前から2年間Newフェルガード摂取開始し、最終的に胃ろうナシで老衰で人生を全うされた方がある。92歳だった。

 

 

・胃ろうになっても諦めない
信じられないことだけれど、末期の認知症患者でも嚥下ができるようになります。噛めば意識もはっきりし出します。

 

 

・フェルガードも個人によってあう量が異なる。

フェルガード類のdose up法
【一般的】
フェルガード100M 1~2本
  ↓
フェルガード100M 3~4本
  ↓
Newフェルガード 2本 (4本まで)

【急速飽和法】・・・緊急時、家計事情
Newフェルガード3本
(1ヶ月間続け、効くかどうかを評価)

Newフェルガード1本で維持を
(反応アリで朝のみ摂取)

【低用量法】・・・独居、家計事情
フェルガード100M 1本で維持
 ↓
おおかた1年までは期待できる

 

※Newフェルガードは強力な抗酸化作用を持ち、老人性難聴にも効果のある人がある。

・・・・Σ(・ω・ノ)ノ!やっぱり。。Go!!過去記事
義母も最近耳が聴こえるようになって来ています。

 

 

・フェルガード類の使い分け
【予防、易怒、薬剤性過敏】
ピック病、DLB⇒ フェルガード100M×1~4本

【穏やか、元気がない、歩行障害、嚥下障害】
ATD、FTD、DNTC、NPH⇒Newフェルガード×1~4本

【難聴】
90歳以上⇒Newフェルガード
(義母は78歳からNewを開始。現在82歳で難聴改善しました!!)

【Newフェルガードが効かない場合】
フェルガードA

(フェルガードに配合のガーデンアンゼリカは、継続して摂れば続けるほど効いて来る) 

 

・おめでたいスライド/家族が治したDLB症例報告。

車椅子

介護者の息子さんは介護施設従事者でうつ状態だった。

何故なら、昨年2月に虚血性腸炎で1ヶ月入院していたら母親が歩けなくなり要介護度5になってしまいった。主治医からは「多発脳梗塞だから、もう歩けない」と言われた。

翌3月に車椅子でDr初診。
幻覚、ドクマチールで幻覚が出て副作用の既往もあり、レビーミックスとして治療開始。
HDS-R 27.5

【薬剤調整】
アリセプト 0.5㎎
抑肝散  2包
ジェイゾロフト 50㎎
ルシドリール 200㎎
コンスタン 1.6㎎
レンドルミン 0.25㎎

4ヶ月後の再診で・・・

息子さんが『先生そこで待ってて下さい。今、母親を連れて来ますから』と。

車椅子から母親を降ろすと、彼女は1人で手をふって歩いて来た。

主たる介護者であるご子息はうつ状態だったそうですが、お母様の改善で彼自身も良くなられたのだとか。

彼はDrに『顔は隠さなくていいです』とおっしゃって、改善されたお母様と共に最高の笑顔を見せてくださり、その様子がスクリーン一杯に映し出されました。

そして、最後にこうおっしゃいました。

やはり、患者を治すのは家族であって、家族も患者が悪くなると病気になる』

お母様が劇的に改善されたことで、彼自身のうつ状態もすっかりよくなられた、とDrは喜びを噛締めながら90分の講演を終えられたのでした。

(第2部パネルディスカッションも、認知症の人を支え日々暮らす術(すべ)について、示唆に富んだ内容で大変有意義でした。まとめられ次第アップ予定です。)

 

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次回、Drのご講演は5/28浜松で開催です。
ご参加には、事前の申込が必要です。
貴重なこの機会を見逃しなく。

 

応援のお蔭で書けました有難うございます
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今日も最後までご覧下さって有難うございますm(_ _)m
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コメント

陰性症状を起こすような意識障害の方が、意識障害として重く、陽性症状を示すせん妄の方が意識障害で軽いと私は考えています。
認知症の方の陽性症状の大部分は、ニコリンで対応してきました。一部の重いほうのせん妄の方は、ニコリンで改善が不十分で、陽性症状を出すせん妄状態が、残る場合はあると思います。
私は、ニコリンの多量投与だけで、多くの方のせん妄を治療してきましたので、最近の河野先生は私の主張をやっと認めたかと思っています。
フェルガードをある程度投与していると、せん妄を起こしにくくなります。メマリーでせん妄が抑えられれば、これほど良いことはないと思います。

私は、長年内服薬でニコリンの作用を持つ薬を探していたのですから・・・。
せん妄さえ押さえれば、認知症の方は穏やかに生活できると思っていましたから・・・。

投稿: hokehoke | 2011年5月15日 (日) 03:08

一年半?ぶりのコメントです。
お忘れですよね…ごもっとも。
こちらには毎日おじゃまさせていただいてます。
情報量が多く、私にとって最高に有り難いブログです。
2月の東京セミナーでもkuririnさんにお会いできて嬉しかったです。
大阪セミナーも素晴らしい内容ですね!まるで自分がその場で聞いているみたい…ありがとうございます。
葵祭の前夜に京都から帰ってきました。
初夏の京都もいいですねぇ

投稿: リリアン | 2011年5月16日 (月) 20:31

★hokehoke先生へ
こんにちは(^^) コメント有難うございます♪

患者のキャラクターによって意識障害の違い(重度・軽度)を感じていらっしゃるご見解を伺い、大変興味深く勉強させて頂きました。
有難うございます!!

せん妄に対するニコリンの効果は、先生がお父様から受け継がれた大切な財産のひとつでしたね。

先生のお父様が長年にわたり地域に医療で貢献されていた時代から、せん妄は介護する家族を悩ませ、それに対しお父様は家族と共に闘って下さっていたことが良くわかります。そしてそのスピリッツが、今も先生の中で脈々と受け継がれてることに深い感動を覚えます。

フェルガードとメマリー…これらが今後、せん妄においてご本人と家族を救ってくれることを願って止みません。

周辺症状に対するフェルガードの効果は、既に国際論文として発表もされているのに、サプリメントだからという理由でその効果を知ろうともしない医師は、本当に家族の苦痛が分かっているのか、と疑いたくなります。

と、申しますか…認知症患者に関わりたくないのでしょう。多くの医師は。
時間と手間がかかるのに、報酬は風邪と一緒なのですから。

今の日本だと、家族が勉強しないと患者を救えない時代が当分続くのでしょう。
情けないことです。

浜松…予定通りにご夫妻でのご参加が叶いますように。
ご遠方をお疲れ様です。
kuririn

投稿: ★hokehoke先生へ | 2011年5月17日 (火) 14:16

★リリアンさんへ
こんにちは(^^) コメント有難うございます♪
ご無沙汰しております。
お元気でいらっしゃいましたか?

以前、お忙しいなか東京セミナーにご参加下さり、また、かつては和央さん&花總さんの宙組公演をご覧になった、リリアンさんですよね(^^)
お久しぶりのコメントを本当に嬉しく拝見し、私の方が元気を頂いたように思います。

今般も京都にお越しだったのですね♪楽しい時間をお過ごしになれたようで、ヨカッタです。

アップしたセミナー内容がお役に立てましたら幸いです。
いつも温かな応援を、本当に有難うございます。

時節柄ご自愛下さいますように。
kuririn

投稿: ★リリアンさんへ | 2011年5月17日 (火) 14:23

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