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2012年8月14日 (火)

浦和セミナー報告 1-5

  ご訪問頂きありがとうございます♪
    管理人のkuririnです(^^)/

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はじめに、、、

我が家のみーちゃん(姑/83歳)は2007年にレビー小体型認知症と診断され現在は要介護3です。初期症状や現在に至る経緯は「お義母さんのお世話」「レビー小体病に思う事」「レビー小体型認知症の初期症状など」カテゴリで綴っております。

このブログは、根治しない進行性のレビー小体型認知症に対し、適切な治療とケア次第で、普通に暮らせる時間が少しでも長くなるのではないか・・・と、ささやかな願いを抱きながら、レビー小体病に手探りで向き合う若輩・管理人の日々のアレコレを(息抜きもいっぱい・笑)綴っています。

(発症時と改善後の表情比較画像はこちらこちらをご覧下さい)

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と、言う訳で、、、
 今日のお話しは↓↓ココから

 

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前記事の続きです。。。

 

 

【脳活性化リハビリテーション】

▼目標

その人の残存機能を生かし生活を再構築しよう。
社会的なコミュニケーション能力の向上や、問題行動(BPSD)を減らし生活機能の向上を目指す。

 

 

▼能活性リハビリテーションとは・・・

1、廃用を減らし脳活性を図る。

2、失われた認知機能は受容する。

3、残存能力を活用して生活力を高める。

4、BPSDを減らす。

 

 

▼「快」体感型ゲーム…心と身体を動かし認知機能向上。

XaviX ほっとプラス
テレビゲーム感覚で楽しくリハビリ…TVに映し出される映像と専用シートや専用コントローラを使って参加するゲーム。

 

、足踏み『紙相撲』…テレビモニターには、向かい合わせに置いた紙製の相撲取りの画面があり、足踏みをするとセンサーで力士が前へ移動して行き、沢山足踏みをした方が押し出しで勝つ、というゲーム感覚のリハビリテーションで、足の運動も出来る。

 

、足踏み『もぐらたたき』…軽快な音楽に合わせて、愛らしいもぐらが4箇所の穴から次々と現れます。マット型の専用の入力装置を使って、現れたもぐらの穴を足で踏みます。もぐらの動きを瞬時に判断し、下肢の運動を行ないます。座位の状態でも、片脚でもプレイすることができます。制限時間90秒内に、もぐらを踏んだ数が得点となります。Photo
反射神経と運動能力の両方を鍛えられるゲームではあるものの、認知症の方には高度なゲームで、これが出来れば逆に「認知症ではない」と言えるかも?!

 

、上肢の運動で『梯子のぼり』…上肢を動かし梯子をのぼれるゲーム。どんどん足踏みをすることで、富士山よりも高くのぼれる?!

 

など。

老健などでこうした楽しいゲームを採用したところ、認知機能も二次的にあがって来たという報告があった。≪Yamaguchi H et a1:International Psychogeriatirics 23:674-676,2011≫

 

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リハビリでは楽しい~というのが非常に重要。

 

ここである画像が紹介されました。それは、笑っているように見える動物の画像2点です。

P1000001

そのうち1点が上記↑画像で、これは以前私がある方からたまたま頂いて大切に保管していたもので、今回の講演で同じモノが使われていました(^^)

・・・いやぁ~♪いつ見ても実に可愛いです

 

画像がリアルであれ合成であれ、可愛いモノは可愛いワケで、こうした画像が紹介れさた途端、会場には「あはぁ~~♪」とこの画像に反応した笑い声が溢れました。

が、実は、先生はこの数日前・・・ある医師会の講演でもこの画像を出してみたものの『誰1人として笑わなかった(--;)』とお話になり、会場は更に爆笑。

もちろん私も大笑いです。

 

さて、この思わず微笑んでしまう動物の画像を通し、講演は『脳は鏡』である、という内容へ展開して行きました。

 

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▼脳は鏡

 

ヒトの脳の中には「鏡」のようなシステムがあり、ヒトは絶えず見た物をマネしている。(ミラーニューロン)

つまり、ヒトは相手の表情を見て瞬時に脳の中で同じ表情を作っており、その時に感じる気持ちから相手の気持ちを推測している、と言える。

このように、脳はいつも「鏡のように反応する性質をもつ」と言え、相手から不快な情報を得たと思うとその相手に不快な応答を返し、相手から快の情報を受けると快の反応を返す。

たとえば、、、

・楽しい表情を見ていると、こちらも笑顔になる。
・ムッとした表情を見ていると、こちらも暗い気持ちになり、表情までくもる。

と、いうことであり、これが動物の情動反応の原則である。

従って、『脳は鏡』であることを常に意識をして、認知症の方に接する時にも『笑顔が基本』である、と言える。

 

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次に、

ヒトはいつ頃から笑顔を獲得するのか・・・。

 

 

▼微笑の発達

生まれたての乳児ではREM睡眠時に『新生児微笑』が出現します。

Photo_2

そして、生後3~4ヶ月になるとお母さんの笑顔を見て微笑む『社会的微笑』を獲得します。

Photo_3

 

 

◎笑顔と笑いの発達

1、快の笑い:生後3~4週で授乳後に笑顔

2、社交上の笑い:生後4~6ヶ月で母親に笑い返す⇒社会的微笑

3、緊張緩和の笑い:生後5~6ヶ月でタカイタカイのあと笑う

4、価値無化の笑い:3歳から自分の失敗を笑ってごまかす

5、優越の笑い・攻撃の笑い:4歳から意地悪して笑う、嘲笑う

6、高度な社交:5歳から欲しくないプレゼントに笑顔で礼を

 

 

新生児は、社会的微笑を(歩き出すよりも早く)一番最初に修得し、以下の過程を経て成長し一人前になる。

1、微笑む

2、座れる

3、歩ける

4、話せる

5、排泄を教える

6、入浴が出来る

7、TPOにあった装いができる

8、金銭管理ができる

9、仕事をもつ

 

こうした赤ちゃんの発達過程(1⇒9へ)を、アルツハイマー病の人は(9⇒1へ)逆の行程を辿る(ADの進行:FAST/Functional Assessment Staging/行動観察による進行度評価)ことがわかっている。しかし、介護する人が微笑みかけると笑顔が返って来る。つまり・・・

 

微笑む能力は最期まで残るということ。
(以下表参照)
Photo
≪図表:協同医書出版社「認知症の正しい理解と包括的医療・ケアのポイント~快一徹!能活性化リハビリテーションで進行を防ごう」/山口晴保 編著/P176より ≫

 

ここで先生から以下のようなお話がありました。

 

認知症になっても不幸ではない、と私は思っている

と。

大切なことは「良いケアがあるかどうかである」

と。

 

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そして講演は、更に認知症の人の残存能力や残存機能の維持・向上を期待出来るケアへと展開します。

 

 

 

▼作業回想法・・・認知症の人が主役。

・古い生活道具や物品を使う(古い記憶は比較的維持されている)

1、見てオシャベリをする(回想を促す)

2、道具を使ってみる(作業)

  ※残存機能である、手続き記憶を引き出す。
  ※自分の人生の価値を肯定的に受容(自分史の再認識:ライフビュー)
  ※輝いていた自分の過去を認識(自信を取り戻す)
 
  ※使い方を「教える」という役割を果たせる⇒周囲から認められる(自尊心の高まり)

 

 

1週間に1回で良いので、その人が周囲の人から誉められて笑顔になる時間を持つ。

役割を持つことや誉められることの効果⇒見当識の獲得や情動の安定、前向きに生きる意欲をもたらす。

 

▼能力活用セラピー/認知症のパワーを活かす

認知症の高齢者の暮らし方モデルのひとつとして、三重県桑名市の多湖医師による三世代共同住宅の取り組みを紹介。

1、学童の子供たちの宿題の見守り・・・「ちゃんと勉強しなさいね」と声掛けをする。5分経つとまた「ちゃんと勉強しなさいね」と、同じことを何度でも言える、という特技を活かす。

2、近所の家に勝手に上り込むなど徘徊のあった方を隊長に地域を集団徘徊すると、それがそのまま地域パトロールとして機能。(腕にパトロールの腕章←コレが大事!!)⇒前年比で空き巣が半減する効果アリ。

 

など。

『人間に無能力者はいない。あるのは能力者だけだ』という立脚点を持ち認知症の人とかかわることで見えてくることがある。

 

 

認知症になっても大切なのは、日課や役割であり、これを果たし誉められることで尊厳が守られる。

 

▼褒めることの効果

医師やセラピストが患者を褒める⇒褒められた患者は嬉しくなる。褒めた人に好感を持ち、言うことを聞いてくれるようになる。

実は『褒める』と、褒めた人も嬉しくなることがわかっている。(セラピストもハッピーになる)

褒めた相手に好意を持ち、褒めるからには相手には「良いところ」がなくてはならず、誉めた自分の行為を正当化する為に、脳はその理由を探し出そうとする性質がある。

ところが、逆に相手の悪口を言うと、脳は悪口の根拠を探し出そうとする性質が脳にはある。

つまり、ポジティブなことを言うのと、ネガティブなことを言うのとでは、脳の働きは全く逆になる、ということであり、基本的にポジティブな言葉を選択して話すことが重要である。

 

⇒認知症のケアをしていると、ついついネガティブな言葉を口にしたくなるけれど、そこを我慢してポジティブな言葉を口にすることで、お互いの脳にドパミン(“やる気”などのホルモン)が出て一緒に笑顔で過ごせるようになる。

 

※リハビリテーションで褒めたらどんな効果があったか・・・ある病院での取組みを紹介。

 

脳卒中で片麻痺の患者をランダムに二分して、一方にはリハビリの10m歩行のあと必ず褒めて、他方はまったく誉めない、ということを毎日行った。

  ↓

退院時における歩行スピードは、誉めた人達の方が早く、また、麻痺の回復もリハビリ・スタッフが患者を褒めると回復が早くなることがわかった。

 

つまり、人間の能力を伸ばすには誉めるしかない、
ネガティブなことを言っても能力は伸びない、

 

と、いうことがわかった。

 

では“やる気”をもたらすホルモン、「ドパミン」とは・・・?

 

 

・・・と、言うわけで、  

今日のセミナー報告はここまでm(_ _)m

 

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以下、雑感です。

可能な限り詳しくお伝えしたい想いで続けて参りましたセミナー報告ですが、いよいよ講演も終盤へ差し掛かり、認知症ケアの核心部分へと突入しました。

 

セミナーを聴講しながら、

認知症の人のケアについて

・「笑顔」が大事である、ということ
・「褒める」ことの効果、

などのお話を、医学的背景に基づきご解説を伺い、非常に納得していた私ですが、ふと「ある方の日常」がまんまであることに気付きました(^^)

レビー小体型認知症のお義父さまと暮らしておられる、ゆるりさんのブログ「ゆるり家のケセラセラな日常」。

先月は旅行へお出掛け
最高の笑顔はこちら。素晴らし~~

スマイリー&ポジティブ・スピリッツ溢れる毎日を、是非ご覧になってみて下さい。。。記事をお読みになられたら『ポチッ♪』とクリックで応援ヨロシクお願いします。

 

 

浦和セミナー報告記事も次回はいよいよ最終回。そして、私のブログにとっても記念すべき1800件目の記事となります。

Mo54最後までご覧下さり有難うございますMo54
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